最近、自分のサイトが「デイサービス 空き情報 チラシ」などの検索語で表示され始めていることに気づきました。
そこで、架空のデイサービスを設定し、AIに空き情報チラシを作ってもらうことにしました。
一度できたものを見ながら、読み手と目的から情報を整理し直した記録です。
きっかけは、検索に出始めたこと
最近、自分のサイトを確認していて、「デイサービス 空き情報 チラシ」「デイサービス 営業 チラシ」「デイサービス パンフレット 制作」といった検索語で表示され始めていることに気づきました。
まだ大きなアクセスがあるわけではありません。
ただ、「こういう情報を探している人が実際にいるんだ」ということが気になりました。
そこで実案件ではなく、完全に架空のデイサービスを設定し、「自分がこのチラシを作るならどうするか」を試してみることにしました。
この記事に出てくる「ひだまりデイサービス」は自主制作の架空施設です。施設名、所在地、電話番号、営業時間、送迎情報なども、すべて架空の内容です。
まずAIに作ってもらった。普通に良さそうだった
最初はAIに、「デイサービスの空き情報を知らせるチラシ」として作ってもらいました。
出来上がったBeforeには、空き状況、施設の特徴、曜日別の表、電話番号、QRコード、利用時間、営業日、送迎など、必要そうな情報が一通り入っています。
見た目も、いわゆるデイサービスのチラシらしく、普通にまとまっていました。
「AIだから変なものができた」とは思いませんでしたし、一見すると、これで十分にも見えます。
でも、このチラシを見るのは誰だろう
見直すときに最初に考えたのが、「誰がこのチラシを見るのか」でした。
今回は、居宅介護支援事業所や地域包括支援センターなどの、ケアマネジャーや紹介関係者を想定しています。
そう考えると、「月曜日が空いています」「機能訓練があります」「送迎があります」という情報だけでは、担当している利用者さんを具体的に思い浮かべにくいのではないか。
空きの有無に加えて、「この利用者さんには、この施設が合いそう」と判断できる材料があった方がよいのでは、と考えました。
「空きがあります」だけでは、紹介する理由になりにくい
「現在、空きがあります」という情報だけなら、同じ地域の別のデイサービスでも同じ一枚が作れます。施設名を入れ替えても成立する内容では、ひだまりを候補にする理由までは伝わりません。
曜日別の空き状況は、紹介先を検討するときに必要な情報ですが、日によって変わります。紙に○△×を印刷してしまうと、状況が変わった時点で掲載内容が古くなります。
そこでAfterでは、曜日別の最新状況はWeb側で更新し、チラシからはQRコードで確認してもらう形にしました。紙とWebで、載せる情報の役割を分けています。
Webで最新状況を確認
↓
空きを確認
↓
必要なら電話で相談
QRコードを置くだけで終わらせず、そのあと何を確認し、どう相談してほしいのかまで分かる流れにしています。
紙の側に残したのは、この施設が誰に合いそうかが分かる情報です。今回の架空施設には、「少人数で、朝から夕方までゆったり過ごせる」という特徴を設定しました。
その特徴を施設側からのアピールとして並べるのではなく、「こんな利用者さまのご相談はありませんか?」という形で、利用者像に置き換えています。
大人数の環境に馴染めるか心配
にぎやかな集団活動より、落ち着いて過ごせる環境を希望している
朝から夕方まで、ゆったり過ごせる通所先を探している
施設の特徴を並べるだけでなく、「どんな利用者さんに合うのか」まで具体化しています。「空いている施設」ではなく、「担当している利用者さんに合うかもしれない施設」として検討してもらうことを狙いました。
デザインは変えず、情報設計だけ変えた
今回、BeforeとAfterで見た目の雰囲気は大きく変えていません。
比較したかったのはデザインそのものではなく、載せる情報や順番を変えることで、伝わり方がどう変わるかだったからです。配色や写真、イラストの雰囲気は揃えたまま、情報の優先順位と、QRコードから電話までの流れを整理しました。
Beforeにあった一日の流れや詳しいサービス内容、利用までの流れ、アクセスなどは、Afterでは省いています。ただ、これらが必要ないという意味ではありません。本人やご家族に施設を詳しく紹介するチラシなら、一日の過ごし方や食事、入浴なども知りたい情報だと思います。
今回は、ケアマネジャー等に空き情報を案内し、担当している利用者さんの通所先として検討してもらうことを目的にしたため、この一枚で優先する情報を絞りました。
デザインは、いちばん最後。
AIを使うと、レイアウトやビジュアルはかなり早く形になります。
今回のBeforeも、最初からそれなりに完成していました。
これから「それっぽいデザインを作ること」自体は、もっと簡単になっていくのだと思います。
一方で、誰が見るのか、何を判断してほしいのか、何を先に伝えるのか、何を載せないのか、そのあとどう行動してほしいのか。そこは、作る前に決めておく必要があります。
今回も、見た目を作り始める前の整理にいちばん時間を使いました。
言葉と情報の順番を整理して、最後に見た目へ落とし込む。
デザインは、いちばん最後。
AIを使うようになってから、以前よりそこを意識するようになりました。